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2007年2月16日 (金)

春 なにかが始まる予感!

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《カブラリ》 名詞
 バイク「スーパーカブ」で、街を、海を、山を、ブラリブラリと散歩すること。

 「春」というのは、「万物の生命が発る」だとか「草木の芽が張る」だとか、そのあたりが語源になっているらしい。「生命が発る」というのは、この場合「発する」なんだろうな。
 たしかに地面の下から草花の芽がのぞいている風景なんてのは、「生命が発する」にふさわしい。なにかが始まるそんな予感のする季節だ。

 2/4が「立春」で、暦の上ではいよいよ春の到来。今年は暖冬で冬らしい寒さがなかったのかもしれないけれど、やっぱり冬は寒い季節。日も長くなって、これから暖かくなっていくのだろうな。
 2/3は「節分」だった。最近は「まるかぶり寿司」なんてのまで登場してきた。豆まきも含めて、一年の暦の中ではそれなりの位置づけだ。立春の前日が節分。文字通り「季節を分ける」わけだ。立春というのは「二十四節気」の一つだろう。当然それぞれの季節ごとに「立夏・立秋・立冬」がある。それらの前日はみな「節分」だった。季節を分ける区切りとしてあるわけだから、それはそうなのだろう。それなのにどうして2/3の節分だけが現在まで風習として生き残っているのだろう。ここからは僕の説だ。「カブラリ説」としておいてもらおうかな。
 結局のところ「春を迎える人の気持ち」って特別なんじゃないかな。夏でもなく、秋でもなく、冬でもなく、春を迎える気持ちこそ、一年の中でも特別な思いを感じる。春から夏、それなりの思いはあるけれど、「春の延長が夏」という気がしないかい。夏から秋、ここは「延長」ではなく、寒さや日照時間が短くなっていくことで、暖かい季節を「惜しむ」形での区切りだ。そして秋から冬、ここは寒く暗い冬を迎える「覚悟」の区切りだ。とてもじゃないけれど祝う気持ちにはなれない。特に、ついこの間までの日本は農耕国家だったわけだ。クリスマスだとかイルミネーションを楽しみに冬を過ごすなんてことはできなかった。人々にとって大切な太陽と暖かさが失われてしまうというだけでも、冬は歓迎できない相手だった。それを乗り越えてようやく迎えた春。太陽のぬくもりを感じながら大地と接する季節。それは他のどの季節を迎えるよりも人々の喜びだったのだろう。だからこそ、「春を迎える」という区切りとしての2/3の節分だけが生き残っているんだと思うな。春を迎える人々の気持ちが、豆まきだとかまるかぶり寿司だとか、イベントに結びつく形で残っているのだろう。そう、「春」はなにかが始まる特別な季節なんだ。

 僕の方も、カブラリ号とともに「なにかが始まる季節」を迎えた。まさしく新しい暮らしだ。まあ、その新しい暮らし故に、ここまで半月なにもできなかったんだけれどね。
 本当に
引っ越し騒ぎで半月なにもできなかったかな。
 ブログどころか、インターネットの回線がつながらないのだから話にならない。ようやくこんな風にパソコンと向かい合えるようになった。
 どんな風に「新しくなった」かというと、これがいちばんわかりやすいかな。ジャン!

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カブラリ号のナンバープレートが変わったんだ。まあ正直モザイクかけて隠すほどでもないけれど、こういうところで使わないと画像をいじるソフトの使い方忘れるので、ちょっと偉そうに隠してみた。
 見れば横須賀市が横浜市に変わっただけなんだけれど、それだけじゃない。ナンバープレートの形が変わっただろう。横須賀市の時は山形というのかな、そんな形だったけれど、横浜市は四角なんだね。おかげでせっかく買ったナンバープレートホルダー、わかるかな、銀色のナンバープレート支えているカバーみたいなやつ、が使えなくなった。なんか悔しいな。どこかでこの四角い形に合ったのを手に入れないとかな。

 まあ、そんなわけで、僕もカブラリ号横浜市民になったよ。実際横須賀と横浜って隣町なんだけれどね。なんにせよ、新しい生活というのはワクワクするものだね。ゴミの捨て方から近くのスーパーの品揃えまで、一つ一つの出来事をおもしろがっているよ。

 さて、そんなことで2月が終わってしまうのが悔しいから、インターネットがつながったのをきっかけに、ちょっと鎌倉回って梅を見てきたよ。庭先の梅もいい具合に咲いているし、今度こそ楽しませてくれるんじゃないかと、前回と同じだけれど朝比奈切通し近くの「十二所果樹園」にいってきたよ。今日の今日。夕方だ。

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 午後遅くなので日陰になってしまって写真が暗いかな。
 もっと「満開」って感じを想像していたけれど、思っていたよりも咲いていなかった。それでも平日のこの時間だと貸切感覚でいいね。

 前回はあまりにも咲いていなかったので写真を撮らなかった果樹園裏側の斜面にある梅林の様子も写してみた。雛壇みたいだろう。日本昔話に出てきそうな景色だ。Imgp0957

 今日は冬型の気圧配置なのかな。空気が澄んでいたのか、頂上の展望台からは富士山もうっすらだけれど見えた。ランドマークタワーだとかベイブリッジはバッチリ。でもいざ目の当たりにしてみると「鶴見つばさ橋」の三角形のアーチの方が明確にわかるなあ。直線距離だと少し遠いはずなのにな。

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 Imgp0977 梅林はまだまだ楽しめそうだね。もう一回ニ回はこられそうかな。
 こんな風に富士山の見える日は夕焼けもきれいかと海岸にいってみることにした。途中「そういえばお気に入りのお寺妙本寺にも梅いくつかあったなあ」と思い出してよってみたんだ。

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Imgp1005 Imgp0994  妙本寺のいいところはいつきても静かで「清浄」な気持ちになれるところ。本当にここにいると京都だとか奈良だとかの古い古い歴史を持つお寺にいる気分になる。鎌倉の中でも別格だ。梅は三分というところかな。日蓮上人の像があるのだけれど、それと重ねるような形で写真に撮ってみた。難しいね。どうすればガイドブックみたいな写真って撮れるのかなあ。まあ素人の僕がいきなりいってあんな写真を撮れるようならなんの苦労もないのだろうけれどね。

 妙本寺でしみじみしていたら、結局海岸の日没に間に合わなかった。ちょうど沈んだところかな。それはそれで残念だけれど、妙本寺の贅沢な時間と引き換えだからしかたないか。まあ、太陽は毎日沈んでいくわけだしね。

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 今日は夕方ちょっと雲が出てしまったけれど、日中は晴天だった。こういう時っていい夕日が撮れるのかな。カメラマンずらりだよ。平日なのにな。

 僕が好きなのは、富士山はもちろん、江ノ島ももちろん、海ももちろん、波に漂うサーファーたちももちろん、意外と思われそうなのが、国道134号線を走る車のテールランプの列。ちょうどこの時間。夜でもなく昼でもなく、夕焼けがきれいなその瞬間を終えて、それでいてまだうっすらと明るいこの時間、「トワイライトタイム」だね、この時間に富士山や海と重なるテールランプの赤い光。

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 夕焼けには間に合わなかったけれど、富士山、江ノ島、テールランプの三点セットで大満足。たった何時間かだけれど、贅沢な時間を味わえた。

 さて、引っ越しも一段落して、「新しい暮らし」が始まった。新しい拠点故に伝えられる風景だとかもたくさんある。気持ちを新たにして、君に湘南の四季を伝えていくよ。「新たにして」なんて大げさかな。というのも、人って環境に左右されるものだろう。新しい環境にいれば、自然と新しい自分にもなるさ。新しい「カブラリ」にもなるのだろう。
 なにを伝えられるかな。「中華街巡り」でもしようか。僕自身がいちばん楽しみにしているのかもしれない。なにかが始まる春。こんな気持ちになれたの久しぶりかもしれない。「お楽しみに」なんて誰かにいうまでもなく、自分自身がいちばん楽しみにしている。「新しい視点」のカブラリ号の活躍を見守っていてね。では、ごきげんよう。
 

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