湘南紅葉通信 最終回 銀杏からイルミネーションへ
《カブラリ》 名詞
バイク「スーパーカブ」で、街を、海を、山を、ブラリブラリと散歩すること。
「紅葉通信」もいよいよ最終回だ。なんといっても、もう12月の声を聞いてしまっているわけだからね。カレンダーも残すところ一枚限り。もう紅葉というのでもないのだろうな。最後を飾る意味で、12月になってすぐに関内の日本大通りをのぞいてきたよ。伝えるのが遅くなってもう一週間が過ぎてしまった。今頃はもうすっかり落葉してしまったのだろうな。
まずはお目当ての関内方面に向かう途中の三渓園の脇の道路沿いの銀杏並木で寄り道してみたよ。
この日は平日だからなんだろうけれど、ここっていつも人気がない。別に狙ったわけでもないのに誰もいない風景写真が写せてしまった。この道路、となりに首都高速の湾岸線が見えるだろう。磯子の方から本牧を抜けていく道だけれど、「産業道路」って呼ばれている。その名の通りトレーラーだとかがゴウゴウ走っているのだけれど、歩いている人だとかはほとんどいない。そういう道路沿いだからいないといっていいのかな。そんなわけで、この道路沿いやたら銀杏きれいなんだけれど、それが話題になることまったくないんだ。独占した気分になれるけれど、どこか「もったいない」気持ちにもなるな。地元の人と土曜日曜に三渓園あたりにくる人たちだけが眺めるだけなのかな。
そのまま本牧を抜けて進むとマリンタワーが見えてきた。マリンタワーの下が銀杏並木になっているわけだけれど、黄葉した銀杏が迎えてくれるのがわかるだろう。
今回マリンタワーと氷川丸の写真撮ってきた。というのも、この横浜の顔でもあり神奈川の顔でもあるマリンタワーと氷川丸だけれど、この12月でいったん営業終了するんだ。びっくりだろう。経営不振ということらしい。両者ともに「では、撤去しましょう」なんてものではない。マリンタワーは特に灯台としての機能も持っているからね。マリンタワーは横浜市が、氷川丸は日本郵船が引き取ることになっていて、またいつかお目見えすることになるのだろう。とはいえ、ここで一区切り。氷川丸のライトアップやイルミネーションもしばらくは見られなくなるのかな。
営業は12/25までだから、年末年始に観光にきた人なんかはがっかりするかもしれないな。マリンタワーと氷川丸のクリスマスプレゼントでもないのだろうけれど、12/25まで入場料が安くなるよ。大人が半額で400円くらい。小中学生はなんと100円。いってあげて、いってあげて。なくなるわけではないんだけれど、やっぱりさびしいね。
氷川丸ついでにニューグランドを山下公園から。銀杏の様子がわかるだろう。ブラリブラリと日本大通りへ。
前に「黄葉する前の様子を、比較のために写真に執っておく」っていったの覚えているかい。ここでやってみよう。緑から黄色へ。すごいものだろう。
カブラリ号を降りてブラブラしてみたよ。前を歩くカップルの足下見てごらん。黄色いじゅうたんなのがわかるだろう。贅沢な気持ちになれるよ。
気がついたかな。銀杏と銀杏の間に「トナカイ」がいるのが。そう、もうイルミネーションの季節なんだ。
「黄葉」は「秋」。「イルミネーション」は「冬」という印象なんだけれど、結局それが同居しているんだね。秋なんだか冬なんだか。赤レンガ倉庫前じゃアイススケートリンクの準備していたのにな。
県庁と黄色く色づいた銀杏と。いいものだろう。アルテリーベやランチャンアベニューの熱いコーヒーが恋しくなるね。
さあ、これで紅葉の季節もおしまいかな。
帰り道はみなとみらいの方ものぞいてみたよ。こちらはすっかりクリスマス気分。イルミネーション満載だ。次のカブラリは、イルミネーション巡りを伝えるよ。それはそれで、僕自身けっこう楽しみにしているんだ。いろいろと調べたりしてね。
これで秋に区切りをつけよう。12月のこの写真からは、「マイフォト」も「冬」としなくちゃかな。寒いけれども、カブラリ号は元気だよ。寒いからこそ見られる風景がある。閉じこもらないで、それを伝えられるよう飛び回ってみるよ。正直カブラリ号に乗っていると相当に寒いんだけれどね。
じゃあね。次は「冬の風景」「年末の風景」。お楽しみに。ごきげんよう。
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