イルミネーション満喫のイブ
《カブラリ》 名詞
バイク「スーパーカブ」で、街を、海を、山を、ブラリブラリと散歩すること。
イブの夜、みなとみらいにイルミネーション見物にいってみたよ。
まあ、いろいろなところでいろいろなイベントをやっているみたいだし、氷川丸とマリンタワーが12/25で最後ということになるからね。あらためてどんなものなのか、ブラリブラリとしてみたんだ。
途中カブラリ号で走っていると、「みなとみらい地区混雑」というような表示が出ていた。まあイブの夜で日曜日なんだし、そりゃそうだろうな、と思いつつとりあえず山下公園までやってきた。確かに道は混んでいるしすごい車の量だけれど、カブラリ号には関係ないな。とはいえ、ここから山下公園周辺、それからみなとみらい地区にカブラリ号で入っていくのは得策ではないだろうということで、いつも無秩序にバイクが停められている山下公園の入り口付近にカブラリ号を停めて、残りは歩いてみることにした。そのおかげで、後になって気がついたけれどカブラリ号の写真が今回も撮れなかった。くやしいな。本当に「散歩」報告になっているよね。まあしかたないか。混雑の中いちいちカブラリ号の停める場所気にしていると、いい景色を見逃すかもしれないからね。もっとも、後でみなとみらい方面に出かけていくとそれが正解ということがわかった。人人人、車車車、で、とてもじゃないけれど、カブラリ号でウロウロできるような状態じゃなかったんだ。
いきなりイルミネーションだと感動が薄いかと、準備段階からのぞくつもりで少し早めににいってみた。それでも4時くらいかな。カブラリ号を停めたのがちょうどマリンタワーの前。わかるかな。入場待ちの行列ができていた。すごいことになっていたよ。
そして山下公園はイルミネーションの準備。後で夜の様子出てくるから比較してみてね。
氷川丸はマリンタワー以上に大変なことになっていた。入場待ちの列の写真なんだけれど、最後尾なんてとてもじゃないが写せない。この後もずっと続いて、山下公園の芝生の方まで並んでいたよ。先週きておいてよかった。
少しずつ少しずつ日が暮れていく。
氷川丸を背景に山下公園の様子を撮ってみた。
人人人なのがわかるかな。この写真だと、みんながみなとみらい大桟橋方向に向かって歩いていることになるのかな。まあ大変な人混みだったよ。
ふと大桟橋の方を見ると、やたら大きい船が停泊している。あの前方の段々は、いうまでもなく「飛鳥」だ。それもあの巨大さは、ついこの間竣工した「飛鳥Ⅱ」だね。実はこれは予定外。思いもしなかった。「これはいいものが見られた」ということで、僕も大桟橋へ。
実際見てみるとすごいね。
今日はイルミネーション見にきたはずなのに、飛鳥Ⅱに夢中になったよ。
たまたま隣で眺めている人が、携帯電話で話をしているんだ。どうやら乗船している人と話をしているらしい。乗船している自分たちを写真に撮ってほしいと頼まれているらしかった。その人に「これって動くの」と尋ねると、「5時に出航」と教えてくれた。そう待たされるものでもないので、出航を見送ろうとしばらく眺めていたよ。大桟橋から氷川丸とマリンタワーも撮ってみたけれど、この風景もしばらくは見られないのかな。
しかし大きい。とにかく大きい。船見るの好きだから、なにかしら大きな船が停泊していると見物にきたりするけれど、飛鳥Ⅱの大きさはなかなか見られるものじゃない。飛鳥は飛鳥で、「日本の船にしては立派」といつも思っていたけれど、飛鳥Ⅱはそれよりも相当に大きいように思うな。飛鳥は「日本の船にしては」という前提があるけれど、飛鳥Ⅱは外国の船に比較してもまったくひけをとらない。いやあ感心したよ。
この日の停泊はどういう位置づけなんだろうと疑問に思った。どこかに書いてあるわけじゃないからね。最初は「イブの横浜の夜景を彩るためにわざわざ停泊していくれているのかな」なんて思うくらい、やたらイブの風景、イルミネーションの夜にふさわしいんだよね。まさかそのためにあるわけでもないのだろう。実際乗客大勢乗ってるし。
「日本一周の途中たまたまイブが横浜」なのか、「これから年末年始どこかに出航」なのか、興味深い。で、隣の人に尋ねると「ああ、イブの夜のディナークルーズだよ。東京湾の方いって帰ってくるらしい」ということで、やたら膨らんでいた妄想がはじけとんだ。立派な客船だからみんな大金はたいて日本一周でもしているのかと思ったのに。意外とこじんまりしたイベントもしてくれるんだね。でも、その方がいいのだろうな。何日間も続く旅だとか日本一周だとかだと、どうしても乗船できる人なんて限られるし。イブの夜の贅沢として、この日を楽しみにしていた人たちがこの後の何時間かを満喫する。そういうことにこんな立派な飛鳥Ⅱを使ってくれるんだから、すごいことだよね。こういうのがきっかけになって長い船旅してみようという人も出てくるのだろうな。
ピンボケだけれど、ディナーテーブルわかるかい。ちゃんとフルコースの準備してある。部屋はワンルームマンションみたいになっているんだね。それぞれの部屋にテラスというのかバルコニーがある。部屋と部屋の仕切りがよくマンションなんかにある「緊急時はここを破って避難してください」みたいなやつなんだということに気がついた。見てほしいのは「避難用の船」。乗客たちの頭の上にぶさがっているやつ。これ人の大きさと比較してもらえるとわかるけれど、相当にでかい。これ一艘だけでもそれなりの船だよ。シーバスくらいはあるんじゃないかな。で、明らかにシーバスより立派だし。まあシーバスは何百円で乗れるけれどね。
わからないと思うけれど、乗客たちみんなグラスかなんか持ってシャンペインかなんか飲んでるんだよね。通路には鼓笛隊みたいな小さなバンドがいるらしく、クリスマスソングなんか演奏している。いくら払うのか知らないけれど、これはこれでいい思い出なんだろうな。
今回飛鳥Ⅱを見ておもしろいことを思ったよ。というのも、映画の「タイタニック」あるだろう。あれの出航の場面とまったく同じ印象だった。乗客と観客の距離だとか雰囲気だとか船がゆっくり動く様子だとか、「どこかで見たことあるな」と思ったら、「タイタニック」だった。で、「いやあ、映画のタイタニックって本当によくできているんだなあ」と、おかしなところで勉強になったよ。あの映画が歴史上最大のヒットになったのって、そういうところにも理由があるんだろうな。臨場感というのはそれを経験した人でないとわからないのだろうけれど、それを知らない大多数の人にも「大きな客船ってこんななんだろうな」って思わせる説得力があったんだろうね。ジェームスキャメロン監督に脱帽だ。
というわけで、飛鳥Ⅱの出航の様子に大いに盛り上がったよ。これだけでも本日はきた甲斐があった。
その後はみなとみらい方面に向かう。ホテルのナビオスのあたりでキャンドルがきれいだということで、それを見物に向かう。
いやあ、ここからが大変だった。ただ歩いているだけでも大変。人の流れも、みなとみらい方面に向かう人もいれば山下公園方面に向かう人もいるから、大変なことになっている。ものすごい人混み。車なんてまったく動いていない。みんなウンザリしているのがわかる。そりゃあそうだよ。これだけのパーキングあるわけないよ。それぐらいたくさん車が並んでいる。地方のナンバーも多い。というのか、ここまで乗り入れてしまうのは地方の車なんだろうな。賢い人ならここまでは乗り入れないか、明るいうちに駐車してしまうだろう。とりあえず人の流れに身をまかせる。一人で歩いているのなんて僕ぐらいだね。苦笑いだ。
ナビオスのあたりでキャンドルを眺めてきたよ。そうそういい忘れた。さっきの大桟橋の写真でもわかるけれど、この日はみなとみらい地区の建物の「全館点灯」だ。これも見てみたかったんだ。
全館点灯のランドマークを背景にナビオスのキャンドル。いい風景だろう。通り道なんて一方通行なんだよ。そうしないととんでもないことになるくらい人がいる。このキャンドル誰でも置けるんだよ。隣のテーブルじゃこんな風にカップルだとかが記念に書いていた。いくら払うか尋ねなかったけれど、多少は払うんだろうね。とはいえ、そう驚くような金額ではないのだろう。子供だちか家族連れだとかカップルだとか、いい思い出になるみたいだね。
きりがないので引き返した。まだ赤レンガ倉庫の方にもいかないといけないので、ここでもどる。
赤レンガの中庭はいたずらに明かりがないだけいい雰囲気。いちばんキャンドルらしい明かりが楽しめた。赤レンガ倉庫前のアイススケートリンクも大賑わいだ。
話題の「光るスケートシューズ」だよ。ピンボケだけれどわかるかな。写真に撮らなかったけれど、ここすごい行列していた。滑るのにどれぐらい待たされるんだろうな。
今度は山下公園方面にもどる。とにかく人人人だ。
山下公園のキャンドルの様子だよ。いつものオブジェみたいなものと重ねると、「いかにも山下公園らしい」風景だね。ここでもみんながキャンドルを書いていた。キャンドルを片手にカップルが記念撮影していたよ。
そしてカブラリ号の停めてあるマリンタワー前にもどった。すっかり日が暮れたのにまだ行列が続いているのがわかるかな。今日はこの地域、どこにいっても大賑わいだ。この時までは「カブラリ号を入れた写真撮らないと」と思っていたのに、結局忘れちゃった。
今日は思いがけなく飛鳥Ⅱも眺められて、横浜のイブを満喫してきたよ。自分としてはやたら盛り上がった。こんなに楽しめるなんて思わなかったな。いって正解。みなとみらいのイルミネーションはこれからも楽しみにしよう。どうだい、君も楽しんでもらえたかな。
さて、いよいよ年末だ。次に会うのは新年だね。06年はどんな年だったかな。
僕の方はというと、うーん、自分で口にすると興ざめだけれど、思い出深い一年だったよ。「いい年」というよりも、自分の中でなにか区切りになる年だった。ここからなにかが始まりそうな予感がする、そんな年だったよ。この後に向けての助走というところかな。この先に待っているものが、いいものである予感がする。
こんな風に思えるようになったのは最近。以前はなにもかもがむしゃらだったからね。肩の力を抜いて自分らしくふるまえるようになったのが今年06年だったな。こんな風にカブラリ号でブラリプラリする、そんな他愛のない日常を愛おしく思えるようになった。自分の生き方悪くないなって思える。
07年、勝手な思い込みだけれど、なにかいいことが待っている予感がしている。君にもそれを伝えられるといいな。
じゃあね。クリスマスは終わったから、「よいお年を」かな。寒くて「伝えたい風景」というのを見つけるのが難しい季節だけれど、また1月、なにか語れるよう好奇心のアンテナを広げておくよ。
君にとって2007年がよい年でありますように。ごきげんよう。
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