金木犀の香りの中で~秋を拾いに
《カブラリ》 名詞
バイク「スーパーカブ」で、街を、海を、山を、ブラリブラリと散歩すること。
いちばん大好きな金木犀の季節がきた。甘い香りが届けられるよう、早速ブログに書き込むよ。
といいたいところだけれど、見ての通り、もうオレンジの絨毯だ。
「百日咲くから百日紅」のさるすべりもあれば、何日か甘い香りを漂わせ、秋の訪れを告げるとともに散る金木犀もある。はかないからこそ愛おしいのか。「いちばん好きな季節は?」と聞かれたら、迷わず「金木犀の香る頃」と答えるのに。
このブログを始めたきっかけは、こういう形で君になにか伝えるでもしないと出不精になってしまうからだ。伝えたい相手がいるからこそ、伝える内容を拾い集めようという気持ちにもなる。
僕は本当に本だけ読んで一日過ごすなんてのが苦にならない人間だから、週末二日間部屋から一歩も出ないなんてのはめずらしいことじゃない。人混みも苦手だしね。それじゃあいけないなとも思うんだ。都会には都会の楽しみがあるのだろうし、そういう楽しみ方だってできないといけないなと反省もする。だから、ブログに書くことで自分に自分で課題を与えたつもりなんだ。時には海を、時には街を巡り、それを君に伝えているけれど、こういうのって「続けることが大切」なんだと思うんだ。「継続は力なり」ということだね。まさしく金言だ。
もう9月もおしまいだろう。振り返るとこれを含めて9月は三回書いたことになる。三回しか書いていないといわれてしまうのだろうか。三回も、と胸を張ることはできないな。十日に一回見当か。なんとかこれくらいでやっていきたいな。正直大変だ。
振り返ると僕は、なにか一つを続けた記憶がない。なにもかも中途半端。子供の頃から「継続は力なり」という説教がいちばん耳に痛かった。なんとかここで挽回したいものだ。十日に一回というのか一月に三回というのか。そんなペースで続けられるといいな。
そうそう。中途半端といえば、僕のブログ「カブラリ」は位置づけそのものが中途半端だよね。カブラリ号の「ホンダ スーパーカブ」ってファンが多いから、カブに関するブログだとかホームページってたくさんある。
僕自身ずいぶんいろいろなURLを登録している。そういうのって、みんな「カブのメカニズム」だとか「カブの改造」だとかがテーマなんだ。僕のはカブに乗っていながらそういうのに触れないだろう。
一方で、湘南、特に鎌倉って「鎌倉散歩」みたいなページもたくさんある。江ノ電乗って写真撮って紫陽花見てグルメして、みたいなもの。僕のってそういうのでもないしなあ。カブラリ号でいくところって、観光客ほとんどいないもの。「カブでもない鎌倉散歩でもない」その中途半端さに自分でも苦笑いしている。
「日本初! カブで湘南の穴場を歩く」ときれいにまとめることもできるけれど、それって「ギネスに掲載!世界一ののり巻き」みたいなもので、「他の人がやっていない、やろうとしていないものなんじゃない」だとか「日本以外のどこがのり巻き作るよ!」という評価が本当のところのような気がする。
この間僕のお気に入りのカブのブログに「遊びにきて」なんてコメント書いたら、ずいぶんたくさんの人がのぞいてくれるようになった。この中途半端さを人目にさらすのは照れくさいけれども、そういうなにかしら「背中を押してくれるもの」がないと、出不精になって四季折々の美しい風景を見損ねてしまうかもしれない。中途半端はどう転んでも中途半端なんだから、このまま中途半端で開き直ろう。
前回は鎌倉の銀杏の黄葉の名所に、「黄葉したときの比較のために緑の状態を写真に撮ろう」と出かけたけれど、今回はその横浜版。
横浜方面はよく出かけていくんだ。ここまで湘南ばっかりだったけれど、なんだかんだでよく出かけているよ。都会の横浜って四季折々という風景がなかなか見つけられないからかな。取り上げたことないな。
今回は銀杏の名所「日本大通り」に写真を撮りにいってきた。神奈川の秋の風景というと必ず登場するところだ。
日本大通りの「オープンカフェ」もすっかり定着したね。登場した頃おもしろがって何回か利用したけれど、最近ごぶさたしていた。この日は平日の夕方だったけれど、みんな贅沢な時間を過ごしていたよ。こういうところでお茶を飲んでいる人は格好いい。僕には似合わないみたい。たまたまカブラリ号の後ろに停まっているのがジャガーだからか、ヨーロッパの町並みのようだね。
ここの銀杏並木の黄葉は見物だよ。早く色づくといいな。その写真を、早く見せてあげられるといい。
日本大通りのオープンカフェは、横浜らしいしゃれた風景として定着したね。もっとも夏は暑さも日差しもある。冬は木枯らしが吹きぬける。オープンカフェでもないだろう。これからの季節がいいだろうな。また利用してみよう。この日は平日の夕方だからこんなものだったけれど、銀杏が色づいたら休日は混むのだろうな。
日本大通りは何軒かオープンカフェをしているけれど、アルテリーベがやっぱり雰囲気があるな。日本大通は県庁をはじめとして、古い石造りの建物群が見物だけれど、アルテリーベの入っている建物はオープンカフェの背景にふさわしい。まさしくヨーロッパの一角のようだ。
山下公園の前の銀杏並木も黄葉は美しい。今日はニューグランドを背景に写してみた。
帰り道では彼岸花も写真に収めてきたよ。これももう何日かで散るのだろうな。赤はよく見かけるだろうけれど、白がこれだけあるのは珍しいだろう。ここも横浜市内。
横浜にだって四季の移ろいはある。「都会には四季の移ろいがない」なんてのは、目をこらしていないということか。反省しないといけないな。カブラリ号のゆったりしたスピードだからこそ見つけられる風景がある。金木犀の香りまで届けられたらどんなにいいか。
気がつくとセミの声はもうしない。カレンダーも10月だ。いよいよ秋本番。次はなにが伝えられるかな。気がつくと冬になっていたりするのかな。海のシーズンが終わってからこそ、紹介してあげられる湘南の本当の姿もあるはず。多忙を理由にしてしまわずに、カブラリ号で、遠回りして帰ってみよう。
金木犀が咲いたのは 今年は九月十九日
暗闇迫る帰り道 僕は胸を躍らせる
どこにあるかはわからない
確認なんてするまでもない
香りがなによりその存在を
闇の中でも際立たせる
「初金木犀の香り日」を
記録してるといったなら
笑い話にされるだろうか
一年間待ち続けた金木犀
また一年間待ち続ける
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)


最近のコメント